膠原病と診断されたらどうしたらいいですか?
膠原病と診断されたらどうすればいいのでしょうか。
膠原病は、いくつかの病気をまとまた呼び名です。
全身の関節や筋肉、皮膚などに炎症が起きて、発熱や湿疹、関節などの痛みなどが現れるようになります。
女性に多く見られる病気で、この中には、リウマチや全身性エリテマトーデスなど数多くの疾患が含まれます。
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膠原病の原因はまだ詳しくは解明されていませんが、遺伝も含めて、様々な要因が絡んでいると考えられています。
また、ウイルスによる感染や日焼けなどがキッカケとなって発症することも多いとされています。
膠原病では、その初期の段階では、風邪と似たような症状が見られることもあります。
その後に、発熱や湿疹、関節の痛みなどが現れるようになります。
冬場には手や足の指先が白くなって痺れるような状態になることもあり、レイノー現象と呼ばれています。
このような特徴的な症状が見られるようになったら、早めに専門医に診てもらうことが大事です。
病院では、診察に続いて血液検査が行われるようになります。
一般的なCRP値や白血球数、赤沈などの検査の他に、膠原病独自の検査も行なわれます。
その中でも、抗核抗体と呼ばれる検査が大事になってきます。
さらに、各疾患毎にリウマチ因子や抗DNA抗体検査なども調べるようになります。
また貧血状態の確認や筋肉の炎症を調べたりといった検査も行なわれます。
このように、単なる血液検査だけでなく、様々な検査を組み合わせることで膠原病と確定するようになります。
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では、膠原病と診断されたらどうすればいいのでしょうか。
その疾患毎に治療方法も違ってくるので、通常ではその疾患にあった治療が行われるようになります。
ただ、基本的な面ではステロイドの使用が多く、それぞれの症状に応じた量を用いて治療していきます。
このステロイドは効果が高いものの、副作用も大きいことが特徴で、充分に注意しながら使用していきます。
また、リウマチなどでは、抗リウマチ薬を使うことで炎症を抑えるようになります。
さらに、膠原病は自己免疫疾患の特徴も持っているため、免疫抑制剤の使用が勧められることもあります。
この薬もその効果が高いものの、副作用には充分に注意しなくてはいけません。
このように、各疾患に応じた治療が行われるのが一般的です。
一つの治療法で抗原病の全ての疾患に対応できるものはまだ確立されていません。
このため、少しずつ治療を進めることが大事になります。
次の記事はこちらです。
膠原病では白血球が減少する?
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