膠原病に似た病気とはどういうの？

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膠原病に似た病気とはどういうの？

　膠原病に似た病気とはどういうものなのでしょうか。

　膠原病という病名を聞いたことがあるでしょうか。
　病名から考えても、どんな病気だか想像できないかもしれません。

　膠原病は、一つの病気を表すものではありません。
　いくつかの特徴を併せ持った疾患をまとめて、膠原病と呼んでいます。　

　その特徴とは、免疫機能の異常で生じる自己免疫疾患、リウマチに代表される関節疾患、細胞のつなぎ目となる組織の炎症などです。

　膠原病には約20種類程の疾患が含まれており、その多くが未だに原因不明です。
　このため、膠原病のなかには特定疾患に指定されている病気も多くなっています。

　膠原病では、全身の関節や筋肉、血管、内臓などに炎症が起こるようになります。

　最もよく知られている疾患には、関節リウマチがあります。
　これは、自分の免疫の暴走によって関節が攻撃されて破壊されるようになる病気です。

　手の指や手首、肘、膝など身体中の関節に症状が現れるようになります。
　そのため、痛みや腫れなどを感じるようになってきます。

　このような膠原病ですが、実はこれによく似た症状を現す病気が近年多くなってきています。
　そのひとつが、「線維筋痛症」と呼ばれる病気です。

　線維筋痛症も全身の筋肉や関節に痛みを生じるようになる病気です。
　ただ、この病気についても、その原因については詳しいことは分かっていません。
　筋肉や関節に慢性的な痛みや腫れなどがでるようになったら、早めに病院で診てもらうようにしましょう。

　また、中高年の女性に現れやすいとされる骨粗鬆症によっても手や指のこわばり、関節の痛みなどの症状が出ることがあります。
　骨粗鬆症では、関節リウマチと似たような症状になるため、区別がつき難いとも言われています。
　血液検査でも初期の関節リウマチと同じような結果が出ることもあり、しばらくの経過観察が必要になってきます。

　次の記事はこちらです。
　膠原病の検査入院！その期間はどれくらい？

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膠原病に　似た　病気